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2001.5.25 UPDATE

サマー・ムービーのダークホースか?
『ハムナプトラ2』大ヒットの可能性を考える
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura
 
『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』
6/9より日本劇場他全国東宝洋画系にて公開
(5/26、6/2は先行オールナイト上映有り)
 アメリカではサマー・ムービーのトップを切って公開された『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』が大ヒット中だ。初日から3日間の興収が7、010万ドル(約85億円)と『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を抜く記録を樹立したことで日本でも今年の夏の大穴として注目され始めている。その証拠に当初から『ハムナプトラ2〜』の後番組として決まっていた『ジュラシック・パークIII』の公開日を7/20から8/11に変更、本作の上映期間が延長されることとなった。公開後に上映期間が延びることは珍しくないが、公開前でしかも後に控えている大作の初日を変更するという今回の状況は異例。それだけ期待が大きいのだろうが、果たしてその通りのヒットとなるだろうか?

 ヒットの期待を裏付ける理由として以下の要素が考えられる。

【1】他に強力な作品がない時期に公開
 98年『ディープ・インパクト』、99年『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』、2000年『グラディエーター』と近年、6月公開作がサマー・ムービーのヒット作の上位となっている。従来、6月はゴールデンウィークと夏休みの谷間でヒットが出にくく、強力な作品の公開は控えられていた。だが逆に言えば、ライバルがいないということでもあり、その盲点をついたこれらの作品は好結果を残してきた。さらに、本作と先に挙げた作品群は全てUIPが配給。過去3作共、宣伝期間が少ない分をTVスポットの大量露出などでカバーする短期集中の宣伝展開で成功してきたので今回も同様の期待がもてる。

【2】シリーズ物のイメージが新鮮
 情報のサイクルが短くなった現在、『ジュラシック・パーク』シリーズでさえも前作の4年前の公開がひと昔に感じられる。その点、『ハムナプトラ』の前作が公開されたのは2年前の6月で記憶にはまだ新しい。前作のDVDも好セールスを記録したので、観客の認知度や期待は高そうだ。

【3】娯楽アクションとして完成度が高い
 『インディ・ジョーンズ』シリーズ以降途絶えていたアクション・アドベンチャーの面白さを復活させたのが本シリーズ。今回は前作以上にノンストップ・アクションが繰り広げられ、他の大作群に劣らない娯楽性が備わっている。

 6/9公開に先駆け5/26、6/2には先行オールナイトの実施も決定。他の大作よりもひと足早いスタートで先行逃げ切りの大ヒットとなる可能性は充分にあるだろう。

 


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