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2001.5.2 UPDATE

史上空前の激戦!
今年の夏を制するのはどの作品?
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura
 ゴールデンウィーク作品も全て公開され、興行界の次の注目は夏の大作に向いている。例年になく強力な作品がそろった今年の夏だが、公開日も以下の通りに決まった。

 『A.I.』 6/30〜
 『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇(であい)』 7/7〜 
 『パール・ハーバー』 7/14〜
 『ジュラシック・パークIII』 7/20〜
 『PLANET OF THE APES 猿の惑星』 7/28〜

 
『パール・ハーバー』
© Touchstone Pictures
 公開日が全てずれているこの日程、全米公開の状況を反映しているという理由もあるが、これだけのラインナップだけに直接対決を避けたいというのが各社の本音だろう。

 ただし、現時点でまだ宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の初日が決まってない。『A.I.』『パール・ハーバー』の関係者からも他の作品の中では『千と〜』が一番怖いという声も出ているので、この3本が夏の興行を引っ張っていくことは間違いない。

 宣伝展開で一歩リードしているのが『パール・ハーバー』。昨年の夏から予告編の上映を開始、現在は第2弾の予告編も流れ作品の内容が浸透し始めている。出演者のネームバリューの低さなどの不安要素は、『タイタニック』のような大作感を前面に出して補う。対照的に『A.I.』は秘密主義を徹底。公開2か月前の現時点でも情報が抑えられて作品の概要がつかめない状態だが、スピルバーグというブランド名からか前売りの売れ行きは好調だという。例によって製作が遅れ気味という『千と千尋の神隠し』は現時点では目立った動きがないが、公開直前に大規模な宣伝展開が行われるだろう。

 内容で気になるのは『ジュラシック・パークIII』『PLANET OF THE APES 猿の惑星』。『ジュラ〜』も全く情報が出ていないのだが、今回はスピルバーグがほとんど関わらず、『遠い空の向こうに』などで一部には評価の高いジョー・ジョンストンが監督を担当。前2作とは全く違うタイプの娯楽作に仕上がっている可能性がある。『PLANET〜』は監督がティム・バートンだけに旧作のイメージを覆すような映像に期待したい。

 以上の5作に加え、『ポケモン』『東映アニメフェア』もあるので全国の映画館の大部分がこれらの作品の上映で占められてしまうだろう。昨年は全国的にシネコンが多くオープンしたが、どこも動員が伸び悩んでいるので、興行側のこの夏にかける期待は大きい。

『パール・ハーバー』オフィシャルサイト
http://www.movies.co.jp
 



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