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2001.4.19 UPDATE |
『スターリングラード』が男性ファン動員に成功
戦争映画ブーム到来か? |
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura |
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『スターリングラード』日比谷スカラ座他全国東宝洋画系にて上映中 |
久々の戦争映画大作『スターリングラード』が4月14日より公開、『ハンニバル』には及ばなかったものの、初日・2日目の成績が正月公開の『13デイズ』(興行収入15億円)を上回る好スタートとなった。通常、ヒット作の客層は女性が中心だが、本作では30〜40代の男性も多いという最近では珍しい展開を見せている。
一見、戦争ドラマとしては地味な印象のある本作、主演が美形スターのジュード・ロウということもあり、予告編などでは彼とヒロインが繰り広げる悲劇のラブ・ロマンスという部分を前面に出していた。その結果、女性ファンやカップルという狙い通りの客層が集まる一方で年配の男性も目立っているのだが、なぜ男性が多かったのだろう?
この春の上映作品のラインナップはアニメなどの家族向け作品の他、洋画も『ハンニバル』など若者やカップル向けの作品がほとんど。では、それらに興味のない人たちは何を観に行くのか? この隙間を埋めたのが戦争映画の本作。昔からこのジャンルは中年男性の人気が高かったが、久々の大作ということで彼らの興味を惹いたのだろう。戦場シーンの迫力やスナイパー同士の息詰まる攻防といった要素は充分にアピールできたと思われる。
現在ではアナクロだと思われている戦争映画だが、実はアクションはもちろん、男同士の友情、悲惨な運命などの感動的なテーマ性に加え、内容によってはロマンスも盛り込めるなど娯楽映画として必要なポイントを充分に満たしたジャンルなのである。男性にはもとから人気がある上に、アクション以外の要素が充実していれば女性にアピールし、ある程度の動員は見込める。こんな便利なジャンルに再び目をつけたのがハリウッド。話題の『パール・ハーバー』以降もリドリー・スコット監督作、メル・ギブソンらの新作など戦争を題材した大作が続々と控えている状況だ。 |
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