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『ハンニバル』丸の内ルーブル他全国松竹・東急系にて上映中 |
4月7日より今年前半の最大の話題作『ハンニバル』がついに公開され、予想通りの好スタートを切った。ギャガ配給作品としても過去最高の『グリーンマイル』(興行収入65億円)を上回る大ヒットを記録しそうな勢いだ。前作『羊たちの沈黙』はアカデミー賞を受賞し、90年代を代表する1本として評価は高いが、公開当時は配給収入8億円と今考えると意外なくらいの成績しか残していないのに対し、続編である本作のヒットぶりは比べ物にならないほどだ。衝撃的なクライマックスには賛否両論も出ているが、今回これだけの人気を集めたのはナゼか?
まずは『ハンニバル』というシンプルなタイトルで続編というイメージを前面に出さなかったことが大きいだろう。当初は『羊たちの沈黙2』という安直なサブタイトルをつけようとしたらしいが、原作が既にベストセラーとなっていることもあり、そのままで押し通すことに。これが功を奏したのか、『羊たちの沈黙』の単なる続編というよりはまったく新たな作品というイメージを与え、前作を観ていない人たちにも足を運ばせる結果となった。その一方で、前作を再上映して相乗効果を狙うところは宣伝上手。こちらにも公開当時を知らない若い観客が多く詰めかけているので効果はあったようだ。
さらに注目すべきはレクター博士というキャラクターが、前作から10年という時間の中で、映画から離れひとり歩きするほどの大きな存在となった点だろう。彼を模倣したキャラが出てくる映画は無数に作られ、「レクター博士のような○○」という説明で意味がわかるほどその存在は定着、パロディの対象にもなるなど各方面に与えた影響は大きい。今回、公開前からレクター博士に関する本が何冊も発売され、売れ行き好調なのもその人気ぶりを証明している。気の早いファンの間ではラストシーンを見て、彼の次の目的地は日本ではという噂も出ているほどなのでさらなる続編が作られたらヒットは確実? |
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