試写状のイラストはくちびるのぶあついおさげのキムタクが・・・ではなく、少女が中央に浮きだしてこちらを睨みつけている。右上には歯をむきだしにしたモンスターの横顔、フロントには折れて地面に突き刺さった日本刀、下方左には基地フェンス、そしてこれらが夜の帳が降りきる寸前の、溶暗のなかに立ち尽くすセーラー服の少女。
コピーはこうだ、“斬る――それが少女の宿命”。セーラー服と機関銃ではなく、セーラー服と日本刀、なんか血が騒ぐではないか。“1966年のアメリカ軍横田基地のハローインの日、「組織」は一人の少女を送り込む。その名は小夜・・・・・・”
騒ぐ騒ぐ。
はたしてすばらしく面白いフルデジタルアニメだった。緊迫の画像が一瞬で終わった感じがする。こちらは小夜をどこまでも見ていたいという気になってきた。彼女は歳をとらないはずだから、いつまでも「翼手」の存在が確認できる場所、どこででも戦い続けなくてはいけない。次々とシリーズ化してほしい題材であり、十分なカタルシスがある。宣伝担当P2の堀江って小夜似だね。冗談。
で、オフィスに帰ってきたら大拍手。おめでとうの連発であった。そのときはまだ2回戦突破ぐらいだったが、夕刻に金が確定。さっそく、メールが暇なやつから届きはじめたのである。担当・藤川はオリンピックの存在すら知らないようだったが。
きわめつけは近所の花屋さんから届けられた花束だろう。差出人はわからず、ただ「日本獣道連名」となっている。獣道、まあ、批評のけものみちを歩んでいるからこれでいいかと、妙に納得した。
明日は『スペース・カウボーイ』だ。みんなドナルド・サザーランドがオレだ、と言うんだけどどういう意味か、それを確認にいくのである。それはそうと『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、普段はけっして泣かないやつが泣くらしい、と聞いていまから不安になっている。ラストのロールが長いといいけど。