京大に続いて東大か、ゾッとしねえな、 そういえばずいぶん前に早稲田の自主ゼミの講演は断わったことがある。対談ならなんとかなるが、一人じゃ途中でこっちが飽きてしまうのでもたないとかいって断ったんだった。悪いことをしたが実際そうなんだからしょうがない。
台風下だから、だれもこないだろうと思っていたら、そこそこの人出。激怒しながらも、おれの評論集の編集に邁進してくれ、そろそろお疲れダウンが期待できる
平林嬢のネットでの号令もあり、また川勝氏が、松久淳・湯沢和彦という名だたる業界仕事師をおれの世話係に指名というか、懇願していたため、はやばやと顔をみせる。
今発売中の『広告』(博報堂)で取材してくれたばかりの編集部の方と、それにカメラの女性の顔もあり、本当に申し訳ない。『広告』の小生の写
真は60を過ぎれば、ネオ・イエスの方舟でもやってみるかと妙な自信がつくカルトな表情にとれていて、そのときは甲殻少女隊を別 動隊として持つ武装カルトへの道を歩みたいとか余計な夢想をするのであった。
とにかく台風のなか、柳下毅一郎にまで来てもらって、しばらく会っていなかった平凡社・日下部氏の顔まで発見、すいません。
川勝さんとは、リンチ(『ツイン・ピークス』)がとりもつ縁でもう10年も続く仲。リンチに関してボソボソと展開していく2部構成、2時間ゼミ。映画組・蓮實総長の縄張りでリンチするというのも、なかなかいいのではないか。
なんか、リンチのなまものを、というので嵐のなか持参した絵を見せ、世界初公開のリンチ自宅内部(ロイド・ライト・ジュニア設計)、それにアトリエ風景盗撮ビデオをとりあえずのヴィジュアルのメインにしてみた。
自分でいうのもなんだが、これは貴重な映像である。まだオフィス(『ロスト・ハイウェイ』で使用)はともかく、自宅撮影はだれもやっていないと思うからだ。
みんなクソ暑いのに反応よく、眠らずにおとなしくきいていただき、マナーの良い聴衆であった。マナーが悪いのが一人いて、それが他ならぬ
オレであったよ。
いちおうかっこをつけようと、あたらしくメガネをつくりレンズに色をうすくいれたのだが、このメガネをするとどうみても怪しい中東テロリスト、にしかみえないのである。これは失敗。
エドワード・ホッパーとリンチの関連で、ちょうどホッパー展覧会がブンカムラで開かれているので是非見るように勧めたあたりで疲れが出て記憶が失われた。
打ち上げは渋谷の中華やの2階だったが、たどりつくまでにびしょ濡れ。濡れ濡れの東大女子学生を探したが、玄関にけつまずいてしまった。こんなことでカルト宗教の立ち上げ大丈夫だろうか?
ニンゲン観察の結果は、東大の男の子たちはかわいい。まあ、息子みたいなものだからそんなものだが、ぼくが禄を得ている会社の他大学の学生諸氏とくらべて格段にかわいい印象である。
川勝氏は福岡でセンセをやっているせいもあり、女の子の福岡濃度がやたら高い、ということであった。オレと文通 している女子高校生も福岡だし、リンチ系は福岡がキー・ワードなのだろうか?
福岡は謎めいている。シュプール誌の武田嬢が福岡みやげで明太子をくれたのも、七夕前だった。福岡は謎だ。