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第1回プロローグ
第2回 『僕はAVをバカになどしていない。“スクリーン主義者”なだけだ!』
第3回 『ピンク映画のパイオニアが手がけたTV動物映画と大阪で遭遇』

▽最新の『ピンク映画探検隊』へ





加藤久徳
text by Hisanori Kato

 第4回 
『濡れる美人妻 ハメられた女』/
『エロスの住人 ハメ快楽』/
『ポリス』

探検隊なのだから、たまには
試写室を抜けて映画館へ


 タイトルが探検隊だから、今月は試写室を抜けて映画館の方に回ることにした。とはいえ、劇場回りは相当に根性がいる。シネコンやお洒落系に行くのとは訳が違う。今月は初めて<ゲイ・ムービー>専門館に単独で出かけてもいる。“20年ぶり”くらいで、オトコの人の誘いを受けたぜ…。

 いまどきゲイ・ムービーなんて、世界各国で作られているから、掃いて捨てるくらい、こちらも見せられている。ある日、試写室で見た3本が全部ゲイ絡みだったなんて珍しくない(レズビアンはないのか?)。先月、テアトル新宿で見た鈴木清順の旧作『暗黒の旅券』も、当時のゲイ・ボーイたちの生態が日常的に顔を出していて面白かった。

 いちばん新しく見たゲイ・ムービーは、PFFでの橋口亮輔監督作『ハッシュ!』。自身がゲイである橋口監督が「今までの自分の映画とは違います」と語っていたが、いざ始まるとそれは、例によって例のごとくの<男2人、女1人>のいわゆる橋口ワールド。しかし、役者に対する演出は巧くなった。高橋和也なんか、まるで生まれたときからゲイみたいで、実に自然で良かった。男闘呼組の時代よりイイ男になっていた。なんでや?

 一般映画がこんな有様だから、ピンク界も自然体のゲイ・ムービーを作ってほしいな。あるいは、年に1度くらいは1億円クラスの大作を各社で作って気勢をあげるべきだと思うな。このままでは…。





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